テーマ1「自己啓発書ガイド」に関する補足事項
連載が第4回まで終わり、1つめのテーマ「自己啓発書ガイド」についての話も終わりました。読んでいただいた方は、どのようなご感想を抱かれたでしょうか。
さて、このブログは、連載で載せきれなったことや、連載中にいただいたご意見・ご批判などについて、自分が扱いきれる限りで対応し、自分自身の備忘としておこうという趣旨で設置されています。
ということで、1つめのテーマに関する備忘ですが、今のところ二点です。一つは補足事項、もう一つはいただいたご意見から考えたことです。ちょっとこれから用事があるので、まずは補足事項だけ先に。
といっても本当にちょっとした補足事項で、「自己啓発書ガイド」は書籍だけで展開されているのではない、というより、書籍よりネットが先行していた側面があるという話です。「自己啓発書ガイドブック」の中でも、いくつか著名な/オススメの書評ブログがしばしば掲載されていることを考えても、本よりネットが先行していたのかなと思うところはあります。よく紹介されるのは小飼弾さんの「404 Blog Not Found」などでしょうか。書評ブログの歴史?等については、後追いしている私よりも詳しい方が世の中に沢山いらっしゃると思います。
「自己啓発書ガイド」は雑誌メディアでも展開されています。例えば『SPA!』では2004年から半年ごとにジャンル別の「ビジネス本大賞」のコーナーを(私が確認できた限りでは2008年まで)設けていますし、それ以外の雑誌でも、2000年代中頃あたりからビジネス書特集・記事がちらほら組まれるようになっています。
いずれにせよ、2000年代にビジネス書(広くいえば自己啓発書)の売れゆきが良くなるのと歩調を合わせるようにして、各種メディアで「自己啓発書ガイド」が展開されるようになってきた、ということです。言いたいこと自体は連載と何ら変わりませんので、本当に補足事項でした。